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409 万円 ヨーロッパのプチホテルのような温もりを感じる住まい

部分改装=LD・洋和浴室・トイレ 築年数=28年 家族構成=夫婦

化粧梁と柱を組み合わせたダイニング
ダイニングスペースに化粧梁と柱取り付け雰囲気を出した。梁は曲がり方に合わせて組み方を現場で変える等、木材の個性を生かす施工をしている。壁には暖色系のストライプ柄のクロスを採用し上質な空間を生み出した。

占有面積が160m2を越え、邸宅の趣も感じられる、中古マンションを購入されたYさんご夫妻。室内は良質な建材で仕上げられており、使い込まれた素材ならではの風合いが所々に感じられたそうです。こうした良さを残しつつ自分達の好みの雰囲気にしようと、部分的なリフォームをご希望されました。約27畳という広々としたLDは雰囲気を変え、それぞれが違ったスペースだと認識できるようにしたかったそうです。その為、ダイニング部分には深い色合いに塗装した、天然木の柱と化粧梁を取り付け、壁もストライプのクロスで仕上げました。温もりが溢れる暖かい雰囲気になり、ご夫妻が憧れていた、ヨーロッパのプチホテルのイメージを感じさせる、空間に仕上がりました。寝室として使う洋室も化粧梁を取り付ける工事を始めたところ、天井の上の部分に空間があることが判明し、急遽その部分の天井高を上げ、吹き抜け風に仕上げる事に変更しました。壁は暖色系のクロス、床は無垢フローリング材に天然塗料で仕上げました。ブルーのタイルでクールな印象だった浴室は、オレンジ系の輸入タイルを採用し、明るく温かみのある空間に。浴槽や水栓金具は取り替えていますが、エプロン部分等は再利用してコストダウンを計りました。LDと廊下のドアはガラス入りの造作ドアに変更して明かりを取り入れられるようにし、和室の畳は減農薬のイグサを使用したものに入れ替え、雰囲気を一新。ご夫妻で茶道を楽しまれるそうで、純和風を意識した空間に仕上がっています。

化粧梁と柱が大空間の中でのアクセントに
広々としたLDの中で化粧梁や柱がアクセントになり、空間を引き締めている。リビングは白のクロス、ダイニングは暖色系のクロスで、2色のコントラストもまた印象的。フローリングは既存のままだが、無垢材の使い込まれた質感が、全体の雰囲気に温かみを増している。
天井裏の空間を利用して吹き抜け風に
寝室として使う洋室も化粧梁を設置。天井裏の空間を利用して天井高を上げ、吹き抜けのようにした。壁は深いイエローのクロス、写っていない床は無垢のパイン材を天然塗料で仕上げている。照明もアンティーク風のデザインを選び、ヨーロッパのプチホテルの風のイメージを演出している。

 
↑オレンジをベースにして南欧風のバスルーム
浴室は好みの雰囲気にしたかった為、ユニットバスではなく在来型に。オレンジ系のタイルでコーディネートをし南欧風のイメージに仕上げた。

→手洗い器付のカウンターを造作
スペースは広かったものの、便器の他には何も備えらていなかったというトイレ。既存の便器を将来的に手洗い無しのタンクレスに変更することも考慮して、手洗い器付のカウンターを新たに造作した。
b e f o r e a f t e r

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